
氷出しコーヒーを皆さんご存じでしょうか?
「何言ってんの水出しだろ?」
「氷たくさん入れたコーヒーのことか?」
そう思われる方も多いでしょう。
違います。急冷でも水出しでもない
氷抽出のコーヒーのことを氷出しコーヒーといいます。
今回は見ているだけで涼やか。夏ぴったりのコーヒーの氷出しコーヒーを淹れてみました。
なにそれ?って方、淹れ方や解説もしてますので是非見ていただけると幸いです。
それでは淹れていきましょう!
氷出しコーヒーって何?
ざっくり言うと、お湯を注ぐ透過式でも水出しのような浸漬式ともちょっと違う。
溶けた氷を利用してゆっくり抽出していく方法になります。
めっちゃ時間かかるんじゃね?って思った方。正解です。
時間かかる上に、大量生産はちょっと難しいです。
その分、ぽたぽたと落ちていくコーヒーにワクワクが止まらないロマン仕様です。
ドリッパーにフィルターと粉をセットしたら、その上に大量の氷を載せます。
あとは待つだけ。
ハンドドリップのように速度や温度、時間など気にしなくていいので、簡単ではあります。
氷出しと水出し、どう違うの?
特徴 | 氷出しコーヒー | 水出しコーヒー |
---|---|---|
抽出温度 | 0〜5℃(氷) | 約10〜15℃(冷水) |
抽出時間 | 4~5時間 | 6〜10時間 |
味わい | すっきり・香り高い・濃厚 | まろやか・やさしい |
手間 | 氷載せて放置(観察楽しい) | ボトルに放置OK |
氷水でゆっくりと抽出するのですが、濃厚で豆の特徴をしっかり捉えたコーヒーを抽出することが
できます。
しかも誰が淹れても上手に入れることができます。これはもうやるしかねぇ。
準備するもの
- 豆20g(私は中挽きで行ってます)
- ドリッパー
- ペーパーフィルター
- グラスもしくはサーバー
- 氷300g(ロックアイスの方が映えます)
いつものハンドドリップでお湯の代わりに氷を使用するイメージで大丈夫です。
作り方
コーヒー粉をいつも通りセット
ドリッパーとフィルターをセットし、粉を均一に敷きます。
中挽きで挽いています。アイスコーヒー向きのコーヒーの方が向いているかもしれませんが
私はエチオピアの浅煎りでやっています。豆の特徴が出やすく、お好きな豆で抽出してもらう方が
より好みの味になるかと思います。
ちなみに蒸らしの工程は行ってください。味や香りを抽出しやすくなります。
氷を載せる
ゴロゴロと氷を載せていきます。
私は家庭用の製氷機で作った氷を使用していますが、氷の質が抽出する水の質になるので
できればロックアイスを使った方が美味しいかもしれません。
が、気軽にできる事を推しているので、製氷機で作った氷でも十分です。
眺める
載せた氷に少量の水をかけて、あとはひたすら待ちます。
待つだけではもったいないので、「美味しくなぁれ」と念じながら眺めましょう。
ぽたぽた落ちていくのを見ていると癖になってくるはずです。
私はそのまま出かけたので、3時間後ぐらいになりましたが完成していました。
溶けきったらそのまま氷入れたグラスへ注いでどうぞ!

味の感想
まず、サーバーからコップへ注ぐときに気づくと思います。
なんかトロっとしてない?
飲んでびっくり、めちゃくちゃ濃いのにすっきりしています。
コーヒーの香ばしさや甘さがいつもの急冷に比べてすっごいと思います。
抽象的で申し訳ないですが、すっごい優しい味です。
アレンジなんかしても美味しいようですが、私はそのままの素が大好きです。
というか待ったご褒美感覚なので、もったいないが勝つ。
水出しとの味の比較
じっくりじわじわと抽出するため、非常に濃いコーヒーになります。
ただ苦味が前面に出るのではなく、その豆の持つ特徴がそのまま増幅されているイメージです。
水出しと大きく違う点でいえば本当に濃さだと思います。
すっきり飲みたければ水出し、休日に作ってゆったり楽しむなら氷出しがおススメです。
一滴ずつコーヒーが作られていくのも眺めているだけでワクワクが止まりません。
まとめ

すっきりしたアイスコーヒーも良いですが、濃厚なそれでいてクリアなコーヒーを楽しむなら
断然氷出しです。
抽出を待った人だけのご褒美だと思って楽しんでください。
気になる方は是非、ゆったり時間がある休日に作成してみてください。
静かでゆったりとしたコーヒーにハマること間違いなしです。

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