あ、そういえばそろそろ切れそうだな…。
そんな、コーヒー器具の中でも目立たないけど無くてはならない。
いつもなんとなくで、同じの買いがちなアレ。
そう、ペーパーフィルター。
でもよく見ると…
「漂白タイプ」「無漂白タイプ」って2種類あるじゃないですか。
「え、漂白って体に悪そう…?」
「無漂白って茶色くてなんかエコっぽいけど味に影響ある?」
今回はそんな悩めるあなたに、ペーパーフィルターの違いと選び方の正解をわかりやすく解説していきます。

すみません、いつも使ってるのは白のアバカフィルターってやつで、普通の紙とはちょっと違います。
ザラザラとして肌触りで、そのザラザラに秘密があります。
表裏にポケット構造というものがあり、お湯通りが良く根詰まりが起こりにくい特徴があります。
味もかなりすっきりした味わいになります。
クリアなコーヒーが飲みたい方にはマジでおススメです。
V60以外でこだわりたい方は一度使ってみてください。湯通りに感動するレベルです。
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本来は同じ円すいフィルターで漂白と無漂白を比較するべきですが、家に無漂白が台形フィルターしか
なかったので、この二つで、味や香りがどう違うのか比較していこうと思います。
できるだけ同じぐらいの時間で抽出できるように頑張ります。
結論から言います。味の違い、あります。
まずいちばん気になる「味」。
実は、フィルターによって微妙に味が変わるんです。
とはいえ“劇的に別物”になるわけではありません。でも確かに、ある。
▶ 漂白タイプ(白)
- 香りがクリアに出る
- 紙臭さが少ない
- 苦味や雑味が抑えられやすい
- 湯通しをしなくてもあまり気にならない
▶ 無漂白タイプ(茶)
- 少し“紙っぽさ”が残ることも
- 香りがまろやかに
- 自然派・ナチュラル系が好きな人向き
- 湯通し(ペーパーリンス)必須


ぶっちゃけ、どっちを選べばいいの?
結論:こだわりたいなら漂白、エコ重視なら無漂白。
- 「とにかく美味しく飲みたい」→ 漂白タイプがおすすめ
- 「環境にやさしくしたい」→ 無漂白タイプが人気
ただし、無漂白タイプは必ずお湯でペーパーリンスしてください。
そのまま使うとコーヒーに「紙の味」が入ります。
ペーパーリンスってなに?
ドリップの前に、お湯でフィルター全体を一度濡らしておくこと。
これをやると…
- 紙臭さが軽減
- ドリッパーとペーパーの密着が安定
- お湯の温度が安定して抽出もスムーズ
※これはどちらのフィルターでもやって損なしです。


ペーパーリンスをしたお湯を飲んでみました。
漂白…違和感なし。普通にお湯をコップに注いだ感じと変わりませんでした。
無漂白…めちゃくちゃ紙の味がします。これがコーヒーに入るのか…って感じ
リンスのあとのペーパーを匂ってみると、紙の匂いは少し残っています。
あくまでただのお湯の違いなので、コーヒー淹れると豆の香りで誤魔化せるレベルだと思います。
環境へのやさしさは?
エコの面で見ると、無漂白タイプが若干優勢。
漂白=漂白剤=環境負荷?と思われがちですが、
最近は「酸素漂白」「塩素不使用」の製品も多く、そこまで気にしすぎなくてOK。
それよりも大事なのは、使い終わったフィルターを燃えるゴミにちゃんと捨てることかもしれません。
よくある疑問Q&A
Q:漂白って体に悪くないの?
→ 現在販売されている漂白フィルターは「酸素漂白」が主流。人体への影響はありません。
Q:どっちの方が長持ちする?
→ どちらも使い捨てなので耐久性は同じ。ただし、茶色の方がやや厚い印象。
Q:カフェはどっち使ってるの?
→ 店舗によってバラバラ。味重視の店は漂白、ナチュラル志向の店は無漂白など傾向アリ。
で、筆者はどっち派なの?
私は…気分で両方使ってます(笑)
というより、カリタのドリッパー使用するときは無漂白、ORIGAMIのドリッパー使用するときは漂白。
ちなみにこれにも意味はありません。そんなもんです。
無漂白のほうが映えるなぁと思って使ったりもしますし、ORIGAMIには白いほうが映えるなぁといった感じ。
難しくどっちがどう、とか考える必要はないのです。
確かに美味しいのは漂白です。飲み比べるとより圧倒的かなと。
だが無漂白は見ていてナチュラルでなんかかわいい。
あとは
「時間がない日は紙臭さゼロでさくっと飲みたい=漂白」
「ゆっくり丁寧に淹れる日は“手間も味”として楽しみたい=無漂白」
とか考えることもあります。漂白だと自分はリンスの工程を飛ばしてしまいがちなので…。
フィルター1つで朝の気分まで変わるんだから、フィルター一つ取っても、深いですよね。

結論:あなたの“気分”で選ぶのが正解
どちらのペーパーフィルターも「間違い」ではありません。
好み、気分、こだわり、エコ意識——どれを優先するかで選びましょう。
そして忘れないでください。
「フィルター1つにも、個性がある」ってこと。
その個性は良い悪いではないと思っています。
今日はちょっとリンスをしっかり意識して無漂白でどれだけ紙の匂いを取って飲めるか試してみよう。
今日の豆は初めての豆だから、純粋に豆の味を楽しんでみたいから漂白を試してみよう。とか
そんな遊び方ができたら、よりバリスタごっこが充実すると思いません?
次の朝、ちょっと意識して選んでみませんか?
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